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エルメスインザメイキング展② 「(あれきっと私のケリーだわ)」

並べられる染料たち。この染料から美しい世界が始まるのですね。

こんにちは。

バッグ大好きカバキチカバコです!

楽天スーパーセールの季節ですね。貯めたポイントで何か買いたい、、ワクワク

なんと、更新に日があいてしまったことよ。

その間、カバキチは何をしていたかというと、

エルパトしたり、エルパトしたり、あとはエルパトしたりしていました。

半分冗談です。

半分ね、、、。

友達たちがやっと職場の飲み会規制が緩くなったとのことで、3年ぶりに近所の居酒屋に集まったり。

午前3時まで飲んだり。

子連れワンオペ大阪城に挑んだり。

大阪城までヒーヒー言うてたどり着いたはいいものの、まさかの土日はエレベーター使えずで、

1歳半の4号を担いで8階の天守閣まで登り降りをしました。

歴史好きの2号は一瞬だけ喜んでいました。

カバキチ大阪冬の陣。

腰骨、崩落。

その日のお供バッグは、ボリードでした。

子どもとの外出にも安心感のあるトリヨンクレマンスのシボ感。

バーキン事件㉚~トリ返しのないことになるヨンクレマンス | カバキチブログ (kabakichiblog.com)

エルメスインザメイキングで、トンカチでガンガンバッグ表面を叩く工程を見て確信したのですが、

レザー、強い。

さすがに傷ひとつつけず、とは無理かもしれませんが、

子どもにちょっとガッとされたくらいでは特になんともなりません。

カバキチの感覚では、ですが、、。

円安ですね、日本どうなるのでしょう。マネーリテラシー高めたい方は是非。

さて、そんなレザーを使ってのエルメスインザメイキング展でのカバキチ的目玉イベント。

ケリーの製作工程!

sac a kelly 25 エトゥープ 外縫い ヴォー・エプソン ゴールド金具

という素晴らしきスペック。

Hermèsでは、仕入れた革を切る職人、ミシンをかける職人は分かれているらしく、

裁断されてミシンである程度まで縫い付けられた状態のケリーを

作り上げる工程を見学する事ができました。

カバキチが見られたのは、ターンロック金具上部のアスティカージュ(ろう止め)を施す作業から。

聞けば、インザメイキング展の5日間で、1個と半分~2個のケリーが出来上がる予定、とのことです。

専用の染料をコバ(革の切りっぱなしの部分)に塗り付け、

ハンダの様な機械で熱を加え、やすりでやする。

染料に何が使われているのか質問したのですが、「アンオフィシャル」とのことでした。コバをスポンジの様な道具でぬりぬり。

この工程を2回ほど繰り返していました。

カバキチがエルメスの革製品で特に美しいと思うのが、

アスティカージュ、まさに、このコバ処理です。

これは一回目塗ったあと。裏表の革の合わせ目がまだほんのり見えます。この後もう一回塗ります。

薄く薄く、でもすごく丈夫。

一枚革のカルヴィがあんなに丈夫なのも、

バーキンのフラップ上部が優雅なのも、

ジップの持ち手が優雅なのも、

この芸術的なアスティカージュがあるからだと思うのです。

革をそのまま切りっぱなしにしてなおかつ美しいバッグって素敵だと思います。

安心安全ジャックロードさん


カバキチ所有のバッグを見なおしてみると、世の中のバッグってこうエルメスで言う内縫いというか、

切りっぱなしの場所がそのまま見えているバッグって少ないと思うのです。

CHANELのマトラッセも、裏地と縫い合わせて革の際断面が見える箇所はショルダー部分以外無かったと思います。

トートバッグ等でも、フチにレザーもしくは布を抜きつけて切断面を見えないようにしているデザインも多いですよね。

ひさしぶりのカバマト。フラップ(蓋)や四隅の縫い方をご覧ください。革の裁断面はどこも見えないようになっています。

最近で言うと、ヴァレクストラのイジィデやザ・ロウのマルゴーなんかは

コバ処理を大胆に見せかつ美しいバッグですね。


マルゴーのコバ処理は面積が大きいのもあって、すごく時間がかかるとのこと。

職人さんの腕の見せ所らしいです。

マルゴーもバーキンと同じくプレ値ですね。


ヴァレクストラのコバ処理は、ツヤのある樹脂のようなもので塗られていて

革のマットな質感と相まって美しいです。

マットなレザーにシャンパンゴールドの金具、ツヤのあるコバ。うーん、美。

さて、ケリー制作の続きです。

ぬりぬりした後、͡コテで熱を掛けています。こうすることで固まるのでしょうか。
念入りに押し付けてカタチを平坦に。

なんというか、エルメスのコバ処理には、ごんな細かい部分でもちゃんと「角」があるのです。

目の細かい(と思われる)やすりでやすって完成。
この後、裏面部分のクロアの取り付けにかかられます。
最初、白の糸が無かったらしく、ハンドルのステッチが赤の糸でパーソナルオーダー感。いやだわカバキチの為ね。

ちなみに、当日来られていた職人さんは、以前裁縫のお仕事をされていた様ですが、

エルメスの学校に半年通い職人になったようです。

バッグを作り始めて7年目とのこと。

学校を卒業して初めて作った商品は何ですか?の回答は、

「ケリーです」

とのことでした。

すごい、、、!いきなりケリーを。

しかも商品の。

バッグ部門の職人さんは、ずっとバッグを作るようです。

職人さんは、男性よりも女性の方が多いとのことでした。

フランスの過疎の町にアトリエを作るなど、

雇用を作り出すことで地域にも貢献しているエルメス。

これは!!サドルステッチに使用するあれですね!!間近で見ることができて興奮するカバキチ。

次は、クロア(ベルト部分)をサドルステッチで縫っていきます。

生サドルステッチを見られるなんて、、!!

まずは、使用する麻糸を切り、そこに蜜蝋を塗っていきます。

そして糸に針を通し(針に糸、じゃなく。強度が増すらしいです)目打ちで糸の通る穴を開け、

そして左右両側から穴に針を刺して行きます。

片方の糸が切れても、もう片方の糸があるから壊れないという

馬具職人のお店ならではの強度を大事にした縫い方。

Hermèsの歴史、詳しくはコチラに。

は、サドルステッチに至るまでこんなに書いてしまった、、。

続きは次回に書こうと思います。

さて、余談ですがカバキチ子供の頃、ファイナルファンタジーというゲームが好きで

大人になってからもⅤとⅥはけっこうやりこみました。

切迫早産の入院中とかね、、。

懐かしい!チョコボ!


そのファイナルファンタジーⅤ(ファイブ)に、エルメスの靴というアイテムがあったんです。

身に着けることで、ターンが倍の速さで回ってくるというスーパーチートな魔法のような靴。

蜃気楼の町に売っています。

当時それを知った母親が、

「エルメスの靴か。本物やったら欲しいわ」

とつぶやいたのが今でも耳に残っています。

当時はカバキチ、エルメス?なにそれたべれるの?

くらいに思っていましたが。

その頃の小学生の自分に言いたい。

アンタ、将来エルメスの靴履いてるでー!!

さて、エルメスの靴で足早にエルパトをする日々は続きます。

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今スカート皆無なので買おうかしら。ネオに合わせたい。


めっちゃくちゃあったかそう!今すぐ着たい。部屋寒い。


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